知っておきたい!オフショア開発のメリット・デメリット

オフショア開発のメリットとデメリットについて解説します。
オフショア開発は、「低コストで技術力の高いエンジニアの確保」という大きなメリットが得られます。一方で、コミュニケーションの課題もあるため、パートナーになるオフショア開発企業の選定は重要です。
コンテンツ
オフショア開発のメリット

とにかく低コスト!
なんといってもオフショア開発の一番の魅力は、低コストで開発ができることです。特にエンジニアは日本では高単価の報酬のため、ベトナムのような国でエンジニアを安く採用できる点がオフショア開発の最大のメリットです。

これは一例ですが、日本のシステム開発会社に依頼すると1ヶ月で500万円を超えるプロジェクトも、ベトナムに拠点を置くJVBに依頼すれば半額以下になるケースもあります。
下で紹介しますが、日本人PM(プロジェクトマネージャー)を含めたお試しのプランもあります。日本人PMを含めてたったの月65万円からオフショア開発をお試しできます!
技術力の高いエンジニア人材の確保できる!
特にベトナムは若い世代が多く、優秀なエンジニアが多いため、自社の開発ニーズに合った専門知識や技術力を持つ人材を見つけることが可能です。

これはJVBの技術スタック図です。クリックで拡大可能です。優秀なエンジニアが多く在籍しており、バックエンドからフロントエンドに至るまで、非常に多岐にわたる技術をカバーできます。
ベトナム政府は、技術教育の重要性を認識しており、IT産業の発展を推進しています。その結果、多くのIT専門学校や大学が設立され、優れたIT人材が育成されています。
リソースの柔軟な拡張と縮小が可能
オフショア開発の定番の開発体制であるラボ型開発では、必要に応じて迅速に開発チームを拡大縮小が可能です。これにより、プロジェクトのニーズや状況に合わせて、最適な人材を補充したり、逆に人員を減らせます。コスト的にも人材的にも無駄のない効率的な開発を実現できます。
リスクの分散
オフショア開発では、地理的リスクの分散もできます。例えば日本で地震による大きな被害を受けた場合でも、地理的に離れたベトナムにもう一つ拠点を置いておくことで迅速に立て直しを図ることが可能です。オフショア開発を活用することで、企業が安定した開発環境を維持できます。
1ヶ月からお試しでトライアルができる!

「オフショア開発は初めてだし外国人のエンジニアと一緒に仕事できるか不安……」そのお気持ちとてもよくわかります。
そのため、JVBでは1ヶ月から始められる日本人PM(プロジェクトマネージャー)を含めたお試しのプランもご用意しています。日本人PMを含めてたったの月65万円から試せるので、自社にとってオフショア開発が相性が良いかを確かめてからプロジェクトを開始できます。
オフショア開発のデメリット

メリットの多いオフショア開発ですが、デメリットも存在します。デメリットとその対策方法も合わせて紹介します。
言語の壁
外国人エンジニアと協力してプロジェクトを進めるため、言語の壁がコミュニケーションを難しくしがちです。認識の相違や誤解が生じる可能性があり、プロジェクトの遅延やクオリティ低下に繋がることがあります。

JVBのブリッジSE(上の写真)は日本語が話せるので言語の壁はあまり無いと言えます。多くのお客様に「JVBのブリッジSEは日本語が話せて優秀で安心して一緒に開発ができました!」とご満足していただけております。JVBのスタッフの日本語能力は、JLPT(日本語能力試験)のN1保有者10名、N2保有者11名がおり、多くのメンバーが日本語をある程度スムーズに会話可能です。日本への留学経験や日本での職務経験が長いメンバーもいます。
※N1はJLPTの最上位のレベルです。
また、SlackやTeamsなどのコミュニケーションツールにより、リアルタイムでの情報共有やチャットでの会話が可能なので隣りにいるかのような感覚で一緒に仕事ができます。
BacklogやJiraなどのタスク管理ツールもまた、プロジェクトの進捗やタスク割り当てを明確化し、チーム全体での情報共有を促進するので活用しています。各エンジニアが自分の役割や責任を理解しやすくなり、効率的なプロジェクト運営を実現しています。
クオリティ管理の難しさ
海外で開発を行う場合、品質基準やテスト方法などが異なることがあり、クオリティ管理が困難になる可能性があります。
また、コミュニケーションの壁や物理的な距離により、品質管理やバグの発見・修正に時間がかかる場合があります。これにより、プロジェクトのクオリティや完成度が低下するリスクがあります。

JVBには専門のテストチームがあります。ISTQBという国際テスト資格を所有しているスタッフもいるため、テストツールの活用や定期的な品質チェックやレビューを行い、バグの早期発見・修正が可能です。
→ JVBのテストサービスの紹介
商習慣の違い
商習慣やビジネススタイルの相違が摩擦や誤解を引き起こす可能性があります。例えば、働き方(必ず定時で帰る等)、契約締結の方法、納期やスケジュール管理、品質基準などの違いが、プロジェクトの進行に影響を及ぼすことがあります。
定期的なオンラインコミュニケーションやミーティングを通じて、お互いの状況や課題を共有し、柔軟な対応を心がける必要があります。
また「言語の壁」で挙げたコミュニケーションツールやタスク管理ツールの活用し、相互の認識を常に一致させておくことも重要です。

JVBは「日本企業のプロジェクト経験が豊富」「JVB代表(左側)は日本在住20年以上」「JVBベトナム代表(右側)は東京工業大学出身で楽天で働いてきた経験を持つ」などの特徴があるため、日本の仕事感覚に慣れており、強い責任感を持ってお客様にご対応しています。日本人営業もご対応しますし、日本人PMを含めた体制もご提案できるので「外国人だから不安」という心配はJVBでは解消できています。
情報セキュリティのリスク
国によって情報セキュリティ基準や法律が異なるため、情報漏洩のリスクがあります。発注を依頼する予定のオフショア開発企業が具体的にどのようなセキュリティ対策を実施しているのかを確認しましょう。ISO27001(情報セキュリティ)の認証を取得している企業を選ぶことをオススメします。

JVBはISO27001を取得しており、お客様の大切なデータを守るため、厳格なセキュリティ対策を実施しています。情報管理の明確なルールと、アクセス権限の徹底管理、強固な物理的・デジタルセキュリティ、PC環境の厳重管理など、徹底した対策でお客様の情報を保護します。
25階のオフィスに上がるには専用のエレベーターカードが必要です。誰もが自由にエレベーターでオフィスに入ることはできません。また、オフィスに入る際は必ず指紋認証を必要としており、許可の無い者がオフィス内に入れないようになっております。
時差によるスケジュール調整の課題
海外のエンジニアとの連携では、時差によって、勤務時間やコミュニケーションのタイミングに影響します。これにより、緊急時の対応やリアルタイムでの情報共有が困難になる場合があり、プロジェクト全体の効率や進捗が低下するリスクがあります。
この課題に対処するためには、事前にスケジュールやコミュニケーションのタイミングを明確にしてルールを作っておく必要があります。
意外にコストメリットが無いケースもある
オフショア開発を活用すると、エンジニアの人件費が低いので、確かにコストメリットが期待できそうです。しかし、実際にはエンジニアの採用人数が少ない場合は、かえって日本のシステム開発企業に依頼する時よりも割高になりがちです。オフショア開発では、コミュニケーションコストなど、隠れたコストも存在します。具体的には、JVBではラボ型開発では4〜5名以上のエンジニアのチームを作れば日本企業に依頼するよりも安くなることが多いです。
以上が、オフショア開発のメリットとデメリットでした。
オフショア開発を活用すると、低コストで高品質な開発が可能ですが、一方でコミュニケーションや品質管理などの不安要素も抱えています。JVBではこれらのメリット・デメリットを理解した上で確実にお客様のオフショア開発が成功するように導きます。ぜひお気軽にご相談ください。