ラボ型開発とは?

ラボ型開発の概要

貴社専用の優秀な開発チームをご用意(ラボ型開発のイメージ)

ラボ型開発(ラボ型契約)とは、お客様専用の開発チームをご提供する契約形態のことで、開発状況に応じて月ごとに人員の増減や開発内容の変更ができるため、無駄のない効率的な開発が可能です。

短期間でプロジェクトを立ち上げたり、急な人員変更が必要な場合でも柔軟な対応が可能です。

特に日本企業がベトナムのオフショア開発企業へ依頼する際、ラボ型開発は柔軟性の高い開発体制として定番になりつつあります。

オフショア開発の構造

こちらがJVBのオフショア開発の仕組みになりますが、ラボ型開発ではこの図のようにお客様はベトナム側のブリッジSEと直接やりとりをしながらプロジェクトを進めていきます。ベトナム側には開発者やテスターがおり、この開発リソースを月ごとに柔軟に変更できるのがラボ型のメリットになります。

ラボ型開発のメリット

効率的な人員管理とコスト削減

ラボ型開発の最大のメリットは、効率的な人員管理とコスト削減です。
プロジェクトの進行に応じて、適切な人員を柔軟に調整できるため、無駄な人件費が発生するリスクが低いです。また、必要なスキルや経験を持つエンジニアを迅速に手配できるため、市場や状況の変化に柔軟に開発体制を合わせることができます。低リスクとコスパが魅力です。

これはECサイト開発案件におけるラボ型開発の開発人員の月ごとの変化です。月ごとにブリッジSE・エンジニア・テスターの作業人員数が増減しています。1ヶ月目はお試しで開始、2ヶ月目から本格稼働し、4〜9ヶ月目辺りが開発のピークとなっています。

緊急の事態や不具合にも対応しやすい

ラボ型開発は緊急事態や不具合への対応もしやすいです。柔軟な人員調整が可能なため、緊急対応が必要な際に迅速にエンジニアを増員できます。

日本語が話せるブリッジSEがチームリーダーとして活躍してくれる

ブリッジSE

JVBの場合は、日本語が話せるブリッジSEがフロントに立ちお客様にご対応いたします。写真の一番左のドさんは非常に日本語が流暢で、多くのお客様に「日本の企業と仕事している感覚と同じでびっくりしました!」とおっしゃっていただけます。

アジャイル開発と相性が良く、機能追加やユーザーの意見を反映しやすい

アジャイル開発との相性が良く、状況に応じて開発プロセスを変更し、新機能の追加のためや、不具合の解決など緊急対応が必要な時などに人員の柔軟なアサインや移動が可能です。顧客(エンドユーザー)や市場のニーズに素早く対応できます。機能追加やユーザー意見の反映もスムーズに行えます。

運用保守の効率化

ラボ型開発では、開発チームが運用保守も担当できます。これにより、システムの安定性やパフォーマンスを維持しながら、新しい機能の開発や既存機能の改善を行うことができます。また、運用保守の経験を活かしてさらに開発を行うことで、システム全体の品質向上につながります。

ナレッジ(開発ノウハウ)の蓄積と活用

ラボ型開発のチームは、開発から運用、機能追加まで一貫して対応するため、チーム内にシステムに関する知識や経験が蓄積されます。これによって問題解決や改善提案が円滑に進み、品質の高いシステム運用が実現されます。長く続ければさらにお客様とチームの関係性も深まり、よりコミュニケーションもスムーズになっていきます。

テスト専門のラボ型開発チームもご用意可能

テストチーム

JVBのラボ型開発では、テスト専門のチームもご用意できます。システムの品質を確保するために専門的な知識と技術を持ったテストエンジニアで構成されており、品質保証や検証を効率的に行うことができます。国際テスト資格のISTQBを持つテスターもおります。

JVBのラボ型開発は1ヶ月からお試しで始められる!

オフショア開発企業のJVBでは、オフショア開発にご興味があるお客様が気軽に始められるよう、お試しで1ヶ月からのラボ型開発を提供しています。オフショア開発に不慣れな企業様でも、リスクを抑えた形でオフショア開発を試すことができます。

1ヶ月間のお試し期間中に、ベトナムの開発チームとのコミュニケーションや開発品質を確認し、自社のニーズに合ったパートナーかどうかを判断できるのが大きなメリットです。

日本人PMを含めた体制

「いきなり外国人と仕事をするのは不安…」というお客様のために、日本人PMを含む安価なラボ型開発体制もご用意しております。日本人PMを含まなければさらにお安く開発体制をご用意できます。

このお試し期間を経て、開発チームとの相性が良ければ、継続していただければ幸いです。逆に相性が良くなければ、短期間で終了させることも可能です。JVBのラボ型開発は、オフショア開発を検討している企業様にとって、安心して取り組めるチャンスと自負しております。

ラボ型開発のデメリット

ラボ型契約には多くのメリットがありますが、一方でいくつかのデメリットも存在します。これらのデメリットを理解することは、オフショア開発の契約形態を選択する際に重要な検討事項となります。

明確な成果保証が無い

ラボ型契約は通常は準委任契約となり、特定の成果物の納品を直接の契約目的としないため、最終的な成果物の品質や機能に関する明確な保証がありません。これは、プロジェクトの目標達成に対する不確実性を高める可能性があります。

プロジェクト管理の負担

ラボ型契約では、発注者はプロジェクトの進行状況を密に監視し、適宜調整を行う必要があります。これは、プロジェクト管理に関連する時間とリソースの消費を増加させることがあります。

ラボ型開発の契約形態

ラボ型契約は通常は準委任契約となります。日本のエンジニア派遣サービスであるSESと作業場所は異なるものの、ほぼ同じイメージを持っていただけると理解しやすいと思います。

ラボ型開発は通常は準委任契約が多い

開発チームや個別の技術者が発注者(通常はお客様)の指示の下、特定のプロジェクトやタスクに取り組みます。この契約では、開発チームが一定期間、発注者のためにサービスを提供することが約束されていますが、具体的な成果物の完成や納品を直接の契約目的とはしません。代わりに、専門的な技術や知識を用いた作業の実施が契約の中心となります。

準委任契約における成果物

準委任契約においては、成果物の提供は直接の契約目的ではありません。しかし、ラボ型契約における業務の性質上、最終的に何らかの成果物が生み出されることは一般的です(例えば、ソフトウェアの開発プロジェクトにおけるコードやドキュメント)。重要なのは、成果物の完成や品質に対する保証が契約によって直接的に設定されないという点です。成果物が期待を満たさない場合でも、開発チーム側が委託された業務を適切に実施した限り、契約上の義務を果たしたことになります。

成果物の管理と調整が必要になる

ラボ型契約では、成果物の具体的な内容や品質に関する期待を満たすために、発注者側はプロジェクトの進行に関与し、必要に応じて指示やフィードバックを提供する必要があります。プロジェクトの目標に沿った成果物が得られるよう、発注者によるマネージメントが多かれ少なかれ必要になります。逆に、お客様の指示がしっかりと反映されるため、開発においてブラックボックス(見えない部分)を作らないという大きなメリットが得られます。

「え?ラボ型契約はこちらでプロジェクト管理しないといけないの…?大変そう」と思われるお客様もおられるかもしれません。JVBではブリッジSEが積極的にプロジェクト管理も対応いたしますし、日本人PMを開発体制に組み込むことでマネージメントをしてくれるのでご安心ください。

もちろん請負契約も可能

JVBではもちろんラボ型契約ではなく成果物の完成を持って契約とする請負契約も可能です。請負契約は、発注者が定めた仕様や要件に基づいて、受注者が成果物を完成させる形式の契約です。発注者が定めた仕様や要件に基づいて、受注者が成果物を完成させる形式の契約です。

「ラボ型契約は初めてでよくわからないし相性も良いか不明確だな…」という場合は、最初は短期の請負契約を実施して、オフショア開発のパートナー企業との相性を確かめて問題無さそうであれば、ラボ型契約を実施してみることもお勧めの選択肢です。

JVBのラボ型開発をぜひお試しください!

JVBのスタッフ写真

JVBには豊富なラボ型開発の実績があります。

「人材紹介システム」「不動産物件紹介システム」「患者の情報管理システム」「競馬映像の監視システム」「名刺スキャンアプリ「アニメ映画公式アプリ」「AR・位置情報アプリ」「ECサイト開発」など、多くの業務システムやアプリをラボ型の形態で開発しております。ラボ型開発にご興味のあるお客様はお気軽にご相談ください。

ラボ型開発で自社専用の開発チームをぜひ作ってみませんか?効率的で柔軟な開発体制を実現できます!お客様のプロジェクトの要件や期間に応じて、最適な開発チームをご提案とご提供できますので、ぜひご検討ください。

「オフショア開発の基礎知識」カテゴリの記事

オフショア開発とは?わかりやすく簡単に解説
知っておきたい!オフショア開発のメリット・デメリット
オフショア開発で「ベトナム」を選ぶメリット
オフショア開発はどこの国に依頼する?国別の特徴比較
「オフショア開発の基礎知識」記事一覧
ブリッジSEとは?
オフショア開発企業の選び方【チェックリスト】
オフショア開発完全ガイドTOP
資料をダウンロードしていただき、
お気軽にご相談ください!
2024年4月現在、
ご依頼可能です!
1分のかんたん入力 資料ダウンロード(無料)