ベトナムで使えるおすすめのeSIMの購入&設定方法を紹介。旅行や出張で必須!

ベトナムで使えるSIMを契約すれば、現地で快適にネットが使えます!いつでもGoogleマップやLINE通話などが使えます。
ベトナム旅行や出張では必須とも言えます。ぜひSIMの購入&設定方法を覚えておきましょう。

この記事では、eSIMの基礎知識と、eSIMの2つの購入方法「日本のAmazonで事前に購入」「ベトナム現地の空港で購入」を紹介します。

現在はeSIMが一般的になってきました

これまでは物理的なSIMカードが主流でしたが、現在はeSIMが広く普及していきます。eSIMは「Embedded SIM」の略です。これまでのSIMカードは端末に挿入して使いますが、eSIMはスマホで簡単なオンライン設定をすれば、新規のSIMが端末内のチップに保存されてモバイル回線が使えるようになる仕組みです。

スマホ1台に複数のモバイル回線を設定できるので、既存のモバイル回線(私の場合はLINEMO)と使い分けができます。わざわざSIMカードのように出し入れする手間がなく、自分のSIMカードを紛失することもありません。

また、以前は現地でネットをする手段として、モバイルWiFIルーターも検討したかもしれませんが、ルーターを持ち歩く必要があり面倒です。eSIMの使用をオススメします。

自分のスマホでeSIMが使えるかをチェック!

自分のスマホが「SIMフリー端末」で、しかもeSIMに対応している端末なのかを確認しましょう。もし、自分のスマホがeSIMが使えない端末の場合はSIMカードを購入して使いましょう。

「SIMフリー端末」か「SIMロック解除」をしているかをチェック

eSIMはSIMフリー端末で使えます。ドコモ・ソフトバンク・auなどのキャリアを契約している場合はSIMフリー端末ではなくSIMロックされている可能性が高いので、キャリアのショップなどで「SIMロック解除」の手続きが事前に必要です。以下のリンクはソフトバンクショップでSIMロック解除をする方法です。

✭ソフトバンクの携帯電話を他社で利用する/SIMロック解除https://www.softbank.jp/mobile/support/usim/unlock_procedure

eSIMに対応しているかをチェック

現在は多くのスマホがeSIMに対応していますが、自分のスマホでeSIMが使えるかをネットで検索するなどして確認しましょう。iPhoneならXR/XSシリーズ以降は対応しており、Androidは個別に調べた方が良いです。

【eSIMの購入&設定方法①】 日本のAmazonで事前に購入

eSIMは、事前に日本でAmazonで購入するか、ベトナム現地の空港の中のSIMカードショップで購入するのがオススメです。ベトナムに到着後にすぐにネットが使えると便利です。例えば空港ですぐにGrab(タクシー配車アプリ)でタクシーを呼ぶこともできます。

eSIMをAmazonで購入

ベトナムで使えるオススメのeSIMが↑こちらです。日本のAmazonで購入できます。私も出張時にはこれを使用しています。
【ベトナムeSIM】ビナフォン正規 高速データ無制限 電話/SMS受信可能

オススメのポイントは以下です。

  • 無制限で通信できる
  • 7日間で約1,500円で格安
  • 使用期間は3日・5日・7日・10日・15日・30日から選べる
  • テザリングが可能
  • 回線はVinaphoneで通信速度は速くて安定している
  • eSIM以外にSIMカードもある

注意点は以下です。

  • 電話は受信のみ可能(自分からはかけられない)
  • SMSも受信のみ可能(自分からは送信できない)

7日間で無制限の使用で1490円と格安です。通信速度も速く安定しています。4Gで20〜50Mbpsくらいですね。
通信速度は速いと言っても、日本に比べるとベトナムは全体的に遅いのであまり期待しすぎない方が良いです。でも普通にネットで調べ物はできるし、YouTubeも画質は少し下がりますが見れるレベルです。

テザリングが可能です。PCからスマホに接続することでネットが利用できます。ベトナムはたまにホテルが停電になって部屋の無線WiFiルーターが落ちるんですが、そんな時にテザリングは重宝します。実際に一度ありました笑。ビデオチャットでお客さんと話していたら急に停電して部屋のWiFIが使えなくなりましたが、テザリングですぐに再開できました。テザリングはPCでネットがしたい緊急時に重宝します。

このSIMはベトナムのモバイル回線業者の「Vinaphone(ビナフォン)」が使えます。ベトナムの回線業者は「Viettel(ベトテル)」が国内シェアナンバー1で、続いてVinaphone、次にMobifoneの順番です。通信速度は3社でそれほど変わりません。他にはVietnamobile(ベトナモバイル)などがあり、私も試してみましたが、通信速度がガクッと落ちる(5~20Mpbs)ので個人的にはあまりオススメできません。Viettel・Vinaphone・Mobifoneから選ぶのがオススメです。

このesimは電話番号はありますが、電話の受信のみで自分からはかけられません。SMSも受信のみ可能で送信はできません。電話ができないと不便に思われるかもしれませんが、LINE通話を使ったり、ベトナムの場合は「Zalo」というLINEのような通話・チャットアプリが普及しているため、それらのアプリを活用することで通話問題はほぼ解消されます。ただ、自分からお客さんに電話をして会話する必要があるのなら、自分からも電話がかけられるeSIMを探した方が良いです。

使用期間は3日・5日・7日・10日・15日・30日から選べるので滞在日数に合わせて購入できます。

こちらを事前に購入しておき、出発日に日本の空港か、あるいはベトナム現地の空港で設定するのがオススメです。

eSIMの設定方法

AmazonでこのeSIMを購入すると、封筒で↑の3ページの薄い冊子が届きます。設定用のQRコードや、端末での設定方法などが記載されています。最初は「失敗したらどうしようかなぁ」とドキドキするのですが、この解説書を読めば簡単にすぐに設定できます。

出発前に日本のどこでも良いのですが自宅や空港などで、冊子に記載のQRコードを読み取り、このeSIMをアクティベートする作業を行います。

普段使用している日本の回線は主回線のままで、eSIMは「副回線」に指定します。すると「アクティベート中」と表示されます。日本にいる場合は当然ベトナムの電波は受信できないため、アクティベート中のままになるのですがそれでOKです。
ベトナム到着後に日本の主回線の方を「オフ」にして、副回線のeSIMを「オン」にします。これで使えるようになります。うまく繋がらない場合は、機内モードをオン・オフしたりすると繋がります。

もちろんベトナムに到着してからQRコードを読み取ってアクティベートしてもOKです。ただ、ベトナム到着直後は預けた荷物を受け取ったり両替やらで慌ただしいので、事前に日本で設定しておくと、現地に到着後にすぐにネットが使えるから便利なんですよね。

ちなみに利用開始の定義については「ベトナムで電波を受信した日を一日目として終了日の23時59分までご利用可能です。」と注意書きがあります。出発日のだいぶ前に冊子が届いたタイミングですぐに設定してしまっても利用開始とはならず問題ないとは思いますが、なんとなく怖いので私はeSIMの使用を開始する出発日(出国日)にアクティベートするようにしています笑。

【eSIMの購入&設定方法②】ベトナム現地の空港で購入

eSIMやSIMカードを日本で買い忘れても、ベトナム現地の空港で購入できます。

ベトナムの空港のSIMカードショップで購入

これはハノイのノイバイ国際空港のSIMカードショップです。空港の至るところにSIMカードショップがあります。クレジットカードは使えないことが多いので、日本円を現地通貨のベトナムドンに両替してからショップに向かいましょう。

店員さんに「Unlimited(無制限)」とか、利用したい期間「1week(1週間)」などと伝えるとオススメのプランを紹介してくれます。間違っていたら申し訳ないですが、上のPACKAGE1プランは350,000ドン(約2100円)で、Vinaphoneの無制限プランで電話の受電は無料、200分までは自分から電話がかけられて、SMSは200通まで無料で受信できるプランですかね。使用期間を確認しそびれましたがおそらく1ヶ月くらい使えるんじゃないですかね。eSIMの設定は店員さんが全部やってくれます。

このようにベトナムの空港でもSIMの購入と設定はできるのですが、日本から5時間近く飛行機に乗って疲れてからショップで英語を使って購入するのはやや面倒なので、僕を含めてそういう人は事前に日本でAmazonでeSIMを買っておくのがラクで良いと思います。

実際に通信速度はどれくらい出る?

Amazonで購入したVinaphoneのeSIMは、4Gで20〜50Mbpsくらいの速度ですね。

ハノイのホアンキエム湖がある旧市街のホテルに滞在した時は、テザリングで25Mpbsの速度でした。日本のモバイル回線(私のLINEMOの場合は5Gで約100150Mbps)に比べるとかなり遅いですが、ビデオチャットをする分には問題は無かったです。Googleマップで検索する際は少し動きが遅く感じます。YouTubeは低速のために画質が荒くなることが多くて少しストレスは感じますが見れます。InstagramやTikTokも普通に使えます。

場所によってはもっと速くなったり、逆に遅くもなります。ハロン湾に行った時は、岸からかなり離れるとほとんど電波は受信しなくなりました。Amazonのレビューによると、ハノイ、ホーチミン、ダナン、ホイアンなどは問題ないですが、フエなど地方に行けば行くほどかなり繋がりにくくはなるそうです。都市部で使う分にはほとんど問題にはならないという感じですね。

以上です。ベトナムで使えるeSIMの購入&設定方法の紹介でした!

この記事を書いた人
ショウ
ショウ

Webデザイナー兼マーケター。趣味はテニス。猫とK-POPとハノイが大好き。

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