【AI開発事例】手書き文字も高精度認識!AI-OCRでデータ入力業務を劇的効率化!

「紙の書類からのデータ入力に時間がかかりすぎる…」
「手書きの文字が読みにくくて、入力ミスが多い…」
「製造現場で部品番号などを素早く正確に読み取りたい…」
このような、手書き文字や印刷文字のデータ化に関するお悩みはありませんか?
こんにちは。私たちJVBは、ベトナムに拠点を置くオフショア開発企業です。お客様の「困った」を解決するAIシステム開発を得意としています。最近はAI開発のご依頼を多く頂いております。
今回は、そんな文字情報のデータ化の悩みをAIで解決するために開発した「AI手書き文字認識システム(OCR)」の開発事例をご紹介します。
コンテンツ
AI手書き文字認識システム(OCR)とは?

このAIシステムは、カメラやスキャナで取り込んだ画像に含まれる手書き文字や印刷文字を高精度で認識し、編集可能なテキストデータへと自動変換する、賢い「AIの眼」です。もちろんスマホのカメラも使用できます。
高精度な文字認識を実現
ディープラーニングなどのAI技術を活用し、癖のある手書き文字や、かすれた印刷文字、さらには特殊な環境下(例:航空機工場の細い電線に縦書きされた文字)の文字まで、高い精度で読み取ることが可能です。これにより、従来人手では困難だった文字情報のデータ化を実現します。
リアルタイム処理で現場を効率化
製造現場などで、製品、部品、書類に印字・記載された情報をリアルタイムで認識・分類します。これにより、検査工程の自動化や、部品管理の迅速化など、現場のワークフローを最適化し、エラーの最小化に貢献します。
多様な環境・用途に対応
必ずしも安定したネットワーク環境を必要とせず、スタンドアロンに近い形(エッジでの処理など)でも高い効果を発揮するようにシステムを構築することも可能です。紙帳票のデータ化から製造ラインでの活用まで、幅広いシーンで利用できます。
使われている主な技術
主に以下の技術を使用しております。お客様のニーズに合わせて最適な技術を選定・活用いたします。
AIモデル / Vision技術
文字認識のコアとなるAIモデルには、GPT-4 Visionのような最新のVision対応LLMや、Azure Vision AI (Azure Computer Vision)のOCR機能などを活用します。これにより、多様な文字種や環境に対応できる高い認識精度を実現します。
画像処理技術
読み取り精度を最大限に高めるため、OpenCVなどのライブラリを用いて、画像の傾き補正、ノイズ除去、二値化といった前処理を行います。これにより、AIモデルが文字を認識しやすいように画像を最適化します。
高速化・軽量化技術
リアルタイム処理やデバイス上での動作が求められる場合、ONNX Runtimeと量子化モデルなどを組み合わせ、AIモデルの推論速度向上と軽量化を図り、CPU環境などでも高速に動作するように最適化します。
バックエンド / 開発言語
システムのAPI開発などには、PythonとFlask(または他のWebフレームワーク)などを利用し、他のシステムとの連携や柔軟な機能拡張を可能にします。
技術選定やインフラ構築など、専門的な部分はJVBが責任を持って担当しますので、お客様は安心してシステムをご利用いただけます。
【導入前】こんな課題、ありませんか?
このシステムを導入する前、お客様は次のような課題を抱えていました。もしかしたら、貴社でも同様の課題があるかもしれません。
- 手書き帳票のデータ入力に膨大な工数がかかっていた。
- 目視確認によるミスや精度のばらつきが発生していた。
- 製造現場でのリアルタイムな情報読み取りが困難だった。
- 古い書類や図面の文字が判読しにくく、情報活用が進まなかった。
【導入後】導入したらこう変わりました!
このAI-OCRシステムを導入で、業務は次のように改善されました!
データ入力時間を劇的に短縮!
これまで数時間かかっていた手作業でのデータ入力が、AIによる自動読み取りで数分レベルに短縮されました。
入力ミスが大幅に減少し、データ精度が向上!
AIによる高精度な文字認識で、ヒューマンエラーを削減。データの信頼性が格段に向上しました。
製造ラインの生産性が向上!
リアルタイムでの製品・部品情報の自動認識により、検査工程の自動化やトレーサビリティ管理が容易になり、生産性が向上しました。
現場作業員の負担を軽減!
目視での確認作業や、複雑な識別作業から解放され、作業員の負担軽減と安全性の向上につながりました。
過去の資料もデジタル化して活用可能に!
読みにくかった古い書類もAI-OCRでテキスト化し、検索・分析可能なデジタルデータとして蘇らせることができました。
こんな使い方もできるかも?
今回ご紹介したAI-OCRシステムの技術は、文字情報のデータ化が必要な様々なシーンに応用できます。
請求書・領収書の自動処理
受け取った請求書や領収書をスキャンし、AI-OCRで日付、金額、取引先などの情報を自動抽出。会計システムへの入力作業を大幅に効率化します。
アンケート用紙の自動集計
手書きのアンケート用紙を読み取り、回答内容を自動でテキスト化・集計。集計作業の手間を省き、迅速な分析を可能にします。
名刺情報のデータ化・管理
交換した名刺をスマートフォンカメラなどで撮影し、AI-OCRで社名、氏名、連絡先などを自動抽出。CRMや連絡先リストへの登録を効率化します。
各種申込書のデジタル化
手書きで記入された各種申込書(契約書、会員登録など)の内容をAI-OCRで読み取り、システムへ自動入力。手続き時間を短縮し、顧客満足度を向上させます。
書籍・議事録のテキスト化
紙媒体の書籍や、手書きメモを含む議事録などをAI-OCRでテキスト化し、全文検索や引用を容易にします。情報へのアクセス性を高めます。
身分証明書の読み取り
運転免許証やパスポートなどの身分証明書を読み取り、氏名、住所、生年月日などの情報を自動抽出。本人確認業務を迅速化・効率化します。
検査結果・報告書のデータ入力支援
医療機関や品質管理部門などで作成される手書きの検査結果や報告書をテキスト化。データベースへの登録や分析作業を支援します。
FAX受注データのシステム入力
FAXで受け取った手書きの注文書の内容をAI-OCRで読み取り、受注システムへ自動入力。受注処理のスピードアップと入力ミス削減に貢献します。
ホワイトボード議事のデジタル化
会議でホワイトボードに書かれた内容を撮影し、AI-OCRでテキストデータに変換。議事録作成の手間を省き、情報共有を円滑にします。
多言語文書の翻訳前処理
外国語で書かれた書類をAI-OCRでテキスト化し、機械翻訳にかけることで、翻訳精度を向上させます。
JVBのAI開発サービス、こんなことも得意です!
JVBでは、今回ご紹介したシステム以外にも、お客様のニーズに合わせた様々なAIソリューションを提供しています。
RAGシステム構築
RAG(Retrieval-Augmented Generation / 検索拡張生成)とは、 AI(LLM)が回答を作る際に、まず社内文書などの外部情報を検索(Retrieval)し、 その情報に基づいてより正確な回答を生成(Generation)する技術です。
LLMと社内データ検索を組み合わせ、高精度な情報アクセスや対話システムを構築できます。(今回の開発事例もRAGの一種です)
AIエージェント開発
目標達成のために自律的に計画・実行するAIエージェントを開発します。RAGを発展させ、情報検索だけでなく、多様なツール(API連携、データベース検索、Web検索など)を使いこなし、複雑なタスクの自動化を実現します。基盤となるLLMも、OpenAIやAnthropic等のAPIだけでなく、Llama等のオープンソースモデルを活用することも可能です。
画像・動画解析AI
防犯カメラ映像の分析(不審行動検知など)、工場での製品検査(異常検知)、ドローンでのインフラ点検など、視覚情報を活用したAIシステムを開発します。YOLO(画像認識・物体検出のAI)などを活用します。
エッジAI開発
スマートフォン、カメラ、センサーなどのデバイス(エッジデバイス)上でAIを動作させ、リアルタイム処理やオフライン環境での利用を可能にします。
その他、自然言語処理(文書分類、感情分析)、需要予測、在庫最適化、推薦システムなど、幅広い分野でのAI活用が可能です。
AI導入、JVBに相談してみませんか?

「AI導入は難しそう…」
「自社に合うシステムを開発できるだろうか?」
もし、そうお考えでしたら、ぜひ一度JVBにご相談ください!
私たちJVBは、ベトナムのオフショア開発拠点ならではの低価格なコストメリットを活かしながら、高品質なAIシステムの開発を実現します。さらに、日本人スタッフと日本語堪能なブリッジSE(PM)が常駐しておりますので、コミュニケーションや品質管理の面でもご安心いただけます。お客様に寄り添い、企画段階から開発、運用まで、責任を持ってサポートいたします。
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